韓国では株式市場を一時上回る売買高を記録！
3月14日にBTC（ビットコイン（（円建て））が673万円付近をつけ、史上最高値を更新しました。
韓国では3月13-14日にかけて、韓国の暗号資産の大手取引所4社の出来高が韓国総合株式市場の売買高を上回ったようです。
3月14日の暗号資産の取引高は146億ドル（1兆5900億円相当）に対し、KOSPI（韓国総合株価指数）は145億ドル（1兆5800億円）となりました。特に韓国最大手の暗号資産取引所Upbitの売買高が1日で1兆円を大幅に上回る取引高を記録したようで、韓国市場では日本を大幅に上回り熱狂している様子がうかがえます。
直近24時間だけでも72億ドルの取引高を実現しており、暗号資産に対する熱狂は収まりそうにありません。
ビットコイン（ドル建て）では6万ドルを突破し、尚高値圏を維持
BTC／JPYは、高値から調整を終えてさらに続伸しました。レンジ相場らしい値動きがなく、断続的に新しい投資マネーが流入してきていると考えられ、今後バブルの象徴のような値動きが暗号資産市場においても再現するのかもしれません。前回、暗号資産が急騰した2017年1月から12月は約1年に渡り、全ての暗号資産が上昇しました。
最近取り扱いが始まった現物の新規コインについても数倍上昇しているコインもあります。
現状のそれらの値動きも2017年とよく似ているように感じます。当時の暗号資産マーケットは主に個人投資家が多かったのですが、今回は企業や機関投資家も参入してきているため、今後さらに暗号資産の時価総額を押し上げていくのかもしれません。
BTC／JPYの日足チャートで押し目の考え方のポイントを考えましょう。今週はサポートラインである616万円からと考えます。押しが深く入るなら、トレンドラインを引いたポイントからでしょう。560-580万円付近からが第2の押し目買いポイントとして注目されそうです。
BTC／JPY 4時間足での見方
アクティブに考えるならば、632万円のサポートラインが判断のポイントだと思います。
現状価格では、ドル建てで6万ドルの節目近辺なので（1ドル109円計算）、案外底堅い水準かもしれません。
この場合、700万円まで価格を先に押し上げる可能性も高いと考えられます。調整が入るなら先に高値をつけて、700万円から632-651万円に下落したタイミングで検討でしょうか？
さきにもう一段高を考慮した上で戦略を練ることも想定しておいたほうがよさそうです。
長期ホールドポジションは、当面利益確定しない方針は変更ありません。
ETH／JPYは2021年の最高値を更新せず
ETH／JPYの日足チャートをみていきましょう。
ETH／JPYは、2021年の高値を更新していません。主要アルトコインの多くはBTCよりも上昇に勢いに陰りが出てきています。アルトコインターンは突然やってきますので、しばらくはBTC主体でマーケットの動向を注視すれば良さそうです。
BTC価格は上昇するので、ETHも同じく上昇目線でおりますが、並行チャネルレンジをイメージした上昇を想定しております。ETH／JPY高値の目処は22-23.5万円前後をターゲットに、押し目があるようなら、平行チャネルの下限ライン15-17万円前後でしょうか？
ポジティブな要因としては、一度MACDが調整を終えて0.00付近まで緩んだことです。
一度、日足ベースでは相場がニュートラルになっているので、MACD的には上昇しやすいと考えられます。仮にここでETHが反落をするなら、高値圏での三角持ち合いもあり得るかもしれません。
先日、米国において新型コロナウイルスの追加経済対策の法案が通過しました。これより1.9兆ドル規模のマネーが世界経済に投下されます。私自身はセル・ザ・ファクトをイメージしていましたが、市場では全くその様子がありません。また、ドイツ銀行で行われた調査によると、アメリカの若い世代においては給付金の50％以上を投資に回すと答えた回答も多かったようです。
新型コロナウイルス感染症の拡大等により景気悪化が懸念される場合には、今後も断続的に市場のマネーが金融市場に流入するでしょう。このようなことからも暗号資産市場も上昇が継続しやすい環境も継続されるのではないかと考えています。
