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今週(12月18日~12月24日)の相場動向

相場回顧 BTC:買いは継続するも、悪材料により上値も重い展開

BTCは先週の勢いのまま、米追加経済対策案への期待もあって堅調な推移が続いたが、BTC=248万円(24,000ドル)付近では上値が重くなった。21日には、英国で確認された新型コロナウイルスの変異種拡大への懸念から欧州株が大幅下落したことや、英国暗号資産取引所Exmoがハッキング被害を報告したことなどが影響し、一時BTC=228万円(22,000ドル)付近まで急落した。その後、米国大手投資会社SkyBridge CapitalによるBTCファンド立ち上げや、米MicroStrategyによるBTC追加購入などがみられるなか買い戻し優勢となり、米追加経済対策案が議会で可決されると再びBTC=248万円(24,000ドル)を試した。しかし、米トランプ大統領が対策案について一部修正を要求するとの報道が出ると不透明感から売りが強まった。週末にかけては米SECのRipple訴訟問題によってXRPが強く売られるなか、連れ安して軟調に推移した。

 

来週(12月25日~12月31日)の相場予想

【2020年】最終週、BTCは下落懸念高まるも下げ幅は限定的か

いよいよ、2020年も最終週となる。金融市場では、米追加経済対策も議会では無事可決され、英国EU通商交渉も大枠で合意に至り、年内の材料はほとんど消化した。

そのなか業界では、企業や機関投資家によるビットコイン購入の動きは続いているが、米SECのRipple訴訟問題をはじめ、個人ウォレットやデジタル証券資産カストディ、ステーブルコインへの規制に関する動きが米国で出ており、懸念が広がっている。

来週は金融市場における材料出尽くし感と新たな業界懸念によって売りが強まることが考えられる。しかし、後者については、Ripple訴訟問題を受けてビットコインに資金を寄せる動きもある。今週も2000ドル幅の急落は見られたが、その後の買い戻しは強く、やはり「売り手なし、買い場待ち」の相場は継続している。

もともとビットコインとXRPの相関も小さいことからも、下げ幅は限定的になるだろう。直近上値としてBTC=248万円(24,000ドル)、下値としてBTC=228万円(22,000ドル)を意識する。

 

※2021年の暗号資産の展望については、「2021年暗号資産市場の展望」をご参照ください。

 

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