5社以上が目標株価を引き上げた銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表も8月中旬にほぼ終わりとなりましたが、それから2カ月以上が経過したこともあってアナリストによる業績や目標株価の見直しも一通り進んだとみられます。そこで今回は8月6日と7日に決算を発表したTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に決算発表後に5社以上が目標株価を引き上げたもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが特に目立つのが任天堂(7974)で、第1四半期の営業利益が大幅な増益となりコンセンサス予想も大きく上回ったこともあって決算発表後に13社が目標株価を引き上げています。また、大幅な営業減益となったものの赤字を見込むコンセンサス予想に反して黒字を確保したトヨタ(7203)でも9社が目標株価を引き上げたほか、営業利益が大幅な増益となったスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)でも決算発表後に9社が目標株価を引き上げています。
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もう一つのヒント
来週前半の決算発表スケジュールは
今週から3月決算銘柄の上期決算発表がスタートしていますが、来週はそれが一段と本格化します。こうしたなかで週明けは日本電産(6594)や日東電工(6988)などが決算を発表するほか、27日にはHOYA(7741)や信越化学工業(4063)、日立建機(6305)、富士通(6702)、ANAホールディングス(9202)などが決算発表を予定しています。