先日、ちょっと久し振りに秋葉原に行きました。小雨が降っていたのですが、ちゃんと人出がありました。メイドカフェの客引きも活発、裏通りには何かしらの目的で集まった人だかり、或いは行列がこちらにもひとつ、あちらにもひとつ。私の目当てのオーディオ専門店に行くと、独特の雰囲気は以前のまま。

お店なのか事務所なのか自宅なのか分からないような空間と、何の仕事をしているのか分かりにくいお店の人。聞いたことのないメーカーの、桁がひとつかふたつ多く見えるアンプやスピーカーがずらり。因みに駐車場は、古くからある駐車場かねぎ坊主に止められないと、10分440円の恐ろしく高いコイン駐車場のみ。そしてパトカーは何台も見回っている。秋葉原は、やはり秋葉原で、元気で、独特で、欲が渦巻き、昭和の頃から売ってるものは実は大きく変わって来ているのですが、雰囲気はまったく変わりません。

恐る恐るオーディオ専門店の店員さんと話し始めると、それは昔取った杵柄、専門的なことを云われれば云われるだけ話について行けて、逆に色々質問したり。格納されていた記憶がいきなりフレッシュな形で湧き出てきて、人の記憶の構造とは不思議なものです。結局、短時間で、自分が思うにとてもいい買い物が出来たのでした。秋葉原、楽しいな。

そう云えば、当社の本社は何回か引っ越していますが、秋葉原にしたいと強く思ったこともありました。秋葉原は、私のひとつの原点なのです。時間があれば行きたいところは一杯あるので、近々また訪れたいと思います!