【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ:  28,308.46   △378.13  ( 8/24 )
NASDAQ:  11,379.72   △67.92  ( 8/24 )

1.概況

米国市場は米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルス感染から回復した人の血漿を投与する治療法を認可したと発表したことや、開発中の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可も検討していると伝わったことなどが好感され3日続伸となり、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数が史上最高値を更新しました。147ドル高でスタートしたダウ平均はまもなくして300ドル高程度まで上げ幅を広げた後一旦伸び悩みましたが、その後も堅調に推移すると引けにかけて一段高となり結局378ドル高の28,308ドルと高値圏で取引を終え、およそ6カ月ぶりに28,000ドル台を回復しています。

また、S&P500株価指数も34ポイント高の3,431ポイントとなり前日に続いて史上最高値を更新したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も67ポイント高の11,379ポイントとなり3日連続で史上最高値を更新しています。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうちヘルスケアを除く10業種が上げました。そのなかでもエネルギーと金融が2%以上上昇したほか、資本財・サービスと素材、一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービスも1%を超える上昇となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中25銘柄が上げました。そのなかでも航空機需要の持ち直しへの期待からボーイング(BA)が6%を超える上昇となったほか、ダウ(DOW)も6%近く上げました。また、アメリカン・エキスプレス(AXP)も3%以上上げ、エクソンモービル(XOM)とJPモルガン・チェース(JPM)、トラベラーズ(TRV)も3%近く上げています。ダウ平均構成銘柄以外では、デルタ航空(DAL)が来夏までに50便以上の国際線の運航を再開する見通しと発表したことで9%余り上げました。さらに農機のディア(DE)が投資判断の引き上げを受けて3%近く上げ、家電量販店のベストバイ(BBY)も目標株価の引き上げを受けて3%近く上昇しました。

一方でビデオ会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)が2%以上下げました。一時的に多くの利用者がズーム・ビデオ・コミュニケーションズのシステムを使えない状態となったことが嫌気されました。

5.為替・金利等

長期金利は0.02%高い0.65%となりました。ドル円は106円近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の23,000円を超えてどこまで上値を伸ばせるかがポイントとなりそうです。

( マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)