住宅展示場の来場者が最近になって急増するなど、住宅業界に変化が出ています。首都圏で新築戸建て住宅を手掛けるケイアイスター不動産(3465)の分譲住宅契約金は4月の前年同月比8%減に対し、5月同32%増、6月同25%増と、5月以降は好調を持続しています。

同じく首都圏を中心に事業を展開するオープンハウス(3288)の4月戸建て仲介契約件数は、新型コロナウイルスの影響で前年同月比39.1%減と落ち込んだものの、5月は同43.0%増、6月は同52.3%増と大幅な伸びを記録しています。

いずれもテレワークの増加をきっかけに、書斎を確保しやすい低価格の戸建て及び中古住宅に対する需要が高まったことが背景にあるようです。首都圏・近畿・中京の3大都市圏で低価格・中古住宅事業を展開する企業が注目されてきそうです。

主な「低価格・中古住宅」関連銘柄
出所:株式会社フィスコ 『週刊相場観測誌マーケット展望』Vol.381テーマ別分析より

※『週刊相場観測誌マーケット展望』Vol.381はマネックス証券サイトのログイン後画面(レポート・セミナーページ)で全文をご覧いただけます。