先月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表が先週から本格化しています。こうしたなか水曜日の先月31日が決算発表前半のピークとなりましたが、先週後半もTOPIX500採用企業に限ると2日間で70社を超える企業が決算を発表しています。そこで今回は早速1日と2日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に集計してみました。

そのうち2割を超える企業が通期の利益の見通しを上方修正していますが、そうした銘柄のなかには上方修正を受けて株価が大きく上げるものもみられました。例えば通期の営業利益の見通しを100億円から200億円へと引き上げたリコー(7752)では業績回復への期待から株価が11%余り上げ急伸したほか、同じく営業利益の見通しを引き上げたアイシン精機(7259)でも株価が3%を上回る上昇となっています。さらに当期利益の上方修正を受けて三井物産(8031)では株価が4%高となっています。