先週からスタートした3月決算企業の第3四半期決算発表は本日から本格化します。そのため昨日までに決算を発表した企業はTOPIX500採用企業に限ると16社とまだまだ少ないものの、決算発表に株価が大きく反応する例も少なからずみられました。そこで今回は24日から昨日までの決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速、集計してみました。

そのなかで決算発表を受けて株価が大きく上昇したのがエムスリー(2413)や信越化学工業(4063)、JSR(4185)、日立建機(6305)などで、信越化学工業と日立建機は通期の営業利益の見通しを上方修正したことで、エムスリーとJSRは第3四半期の営業利益の実績が大幅な増益となったことを好感して買いを集めました。一方で小糸製作所(7276)が通期の業績予想を上方修正したにも関わらず市場予想に届かなかったことで大きく下げたほか、通期の業績予想を下方修正した富士通ゼネラル(6755)も株価が急落しています。