制限された視点を広げてみる

新型コロナウイルスのニュースが毎日メディアで流れるようになり、影響が色々なところに出ていますが、一番大きなインパクトは人々のメンタルへの影響なのかもしれません。

コーチングを受けてくださっている方々もオフィスへ行くことを控え、自宅からリモートで仕事をする方が増えてきています。そんな中で「なんとなく落ち込む」「不安になる」「仕事がない人が増えて、自分も不安」「先行き不透明」「混沌」「社会全体が行き詰まっている」「今までどおり普通に生活できるようになるのか」といった声をよく聞きます。

では、そのようなとき、私たちはどんな風に現状に対応すれば良いのでしょうか?

1つは、今見える現状を制限された視点から見るのではなく、その視点を広げてみることです。まずは、今自分が持っている制限された視点をじっくり味わってみます。その見方でずっといたらどうなるのか想像してみましょう。かなり嫌な気持ちになるのではないかと思います。もうその見方でいるのは嫌だ!と思うのであれば、視点を変えてみるチャンスです。

マスコミや周りの人たちの集合意識を自分のものとしてしまいがち

次はどんな視点に移ってみますか?想像力を広げてみてください。例えば、「ウイルスがメディアで取り上げられているほど酷いものではないとしたら?」という視点や「20年後の自分」という視点など。これまでとは違う視点に立つことによって、感じ方も違うのではないでしょうか?

先日クライアントさんと一緒に視点を広げてクリエイトしたのは、「地球」視点というものでした。地球からこの現状を見たら、「案外いい方向に向かっている」と、感じられたそうです。

人が外に出ない分、排気ガスも少なくなり、緑も伐採されず、リスクも少ない。何億年も生きている地球が共存するためにやっている。そんな1つのプロセスなら仕方がない。

そんな風に思えたら、何だかゆとりができて、「無意味に心を騒がせず、淡々と今できることをやろう」と、そのクライアントさんは、自分のあり方と行動を選択することができました。

私たちは、無意識に「モノの見方」を持ち、マスコミや周りの人たちの思考や感情といった集合意識を自分のものとしてしまいがちです。しかし、私たちはモノの見方を意識的に選ぶことができます。モノの見方が変わると人生が変わると言われます。大げさだ、と思いますか?

あなたが思う「お金とは◯◯なもの」は?

仕事に関しても、お金に関しても、こんな時期だからこそ、モノの見方を変えてみるチャンスです。お金に対するモノの見方は、ほとんどの人が持っています。「お金とは◯◯なもの」という見方です。

この◯◯には色々なものが入るでしょう。例えば、お金は「なくてはならないもの」「扱い方がわからないもの」「欲しいのに十分にないもの」など。この◯◯のモノの見方がお金をありのままのお金として見られなくさせています。そして十分に受け取ることができない原因でもあります。

2019年から開催しているお金に対する制限的な視点を解き放つオンライン・クラスは、大変好評です。自分が創り上げてきた様々な思い込みから解放されると、お金との関係に変化が起こり、お金を生み出す力にも変化が現れます。