1年間練習した成果を発表した

3月は卒業、卒業式シーズンですね。今年卒業を迎えられた方、ご家族の皆さま、おめでとうございます!今年は新型コロナウイルスの影響で規模縮小や中止などの学校もありますが、慣れ親しんだ環境を卒業して、新しい道へ一歩踏み出すことには変わりありませんね。

大人になると卒業式はありませんが、私もこのシーズンで1つ完了したことがあります。先日、明治記念館で社交ダンスの発表がありました。こちらも規模を縮小しての開催となりましたが、そこで1年間練習してきたダンスの演目「アナと雪の女王」を「Let It Go(ありのままで)」の音楽に合わせて夫婦で発表しました。

コツコツと積み上げて、1つの曲を完成させるには、意外と忍耐が必要です。通常、生徒さんはプロの先生と踊りますが、私たちは経験のないアマチュア同士が踊っているため、お互いの足を踏んづけたり、喧嘩したり…。

それでも1年間踊り続けた結果、発表会が近づいて仕上げる段階になると、2日前ぐらいには、かなり良い状態まで上がっていました。そして前日には、もう自分たちのレベルでできるところまでやりきった感じになりました。

完璧でなくても自分の「あり方」が場の空気を変える

いよいよ当日、本番前のリハーサルも良い調子。ところが本番では、残念ながら完璧とはいきませんでした。むしろ、ステップを踏み間違えたり、しっかり踊りきれなかったり…。

では、発表会は失敗だったのでしょうか?決してそんなことはありません。練習を重ねていただけあり、リカバリーが上手くできました。また自分の意図が場に伝わるということを改めて身体で実感することができました。

踊りは完璧でなくても、「笑顔」でいることで、やはり見ている方は幸せな気持ちになるものです。つまり、自分の「あり方」が場の空気を変えるのです。雪の女王エルサとなった私は「ありのまま」で自由でいることを表現すること、そして、思いっきり楽しむことを意図して最後まで踊りました。そして、その意図は場にも伝わりました。

発表後、観客の方々からこんな風に声をかけていただきました。「素晴らしい笑顔で爽やかだった!」「映画を見ているようで幸せな気分になれた!」「あふれるばかりの笑顔で、こちらも楽しくなってきた!」

投資でも「さらにどうしたらよくなる?」と問い続ける

「失敗」と捉えると、足がすくみ、次に進むことに躊躇するかもしれません。でも、それがさらに良くなるためものだとしたら?どうでしょうか。

投資も同じではないでしょうか。株を売り切れなくて失敗した。見誤った。そんなとき、私は「失敗したと思うなんて、面白いものの見方だ」と思います。これはもっと株との関係性を深めるチャンス。

さらにどこにアンテナを張ったらいいのだろう?と自問します。そうすると、自然と今度はもっとこういう風にしよう、といったアイデアがひらめいたりするものです。「失敗だ」と結論づけてしまうのではなく、常に、「さらにどうしたらよくなる?」と問いかける。問いかけ続けることで、私たちは前進していけるのではないでしょうか?

今は、新型コロナウイルスの影響で、世界全体が停滞していて、先行きの不安を感じている人たちも多くいます。だからこそ「さらにどうしたらよくなる?」の問いは有効です。どん底のときほど使えます。

私は、東京オリンピック中止のニュースが流れているのを見ながら、「どうしたら良くなる?」と同時に「私自身が今何をしたい?」と自問していました。

すると、こんな時期だからこそ、モヤモヤしている人たちを元気にしたい。単に元気にするのに留まらず、視点を広げ、自己変容の扉を開くコーチングを届けたい!みんなをもっと本質から元気にしたい!という強い想いが湧いてきました。