当たり前だと思っていた現実が変わるとき、本当のあなたの現実が見えてくる
新型コロナウイルスの影響で自粛生活が続いています。そのような中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
実は今年の1月頃、「私たちの働き方がどう変われば、世界に大きなシフトが起こるのだろうか?」という問いを私は持っていました。それが今、新型コロナウイルスという形で実際に世界に大きなシフトが起こっています。まさかこんな形でやってくるとは、もちろん私も予想さえしなかったことです。世界はこれまでとは同じ方法で機能できなくなり、否応がなしに「これまでとは違うやり方」で私たちは進むことになりました。
私たちはこの災禍において、これまで「これが現実」だとしていたことが、「現実」ではないことに気づいたことでしょう。「当たり前」が実は当たり前ではなかったことに、やっと気づいたわけです。
私たちは目の前の小さな世界を自分の現実として過ごしてきました。
例えば「満員電車」に乗って会社へ行き、仕事をしてまた満員電車に乗って帰る生活を当たり前に毎日送っていたのだとしたら、もうそれはあなたの現実ではなくなりました。
この目の前の現実は、これまでになく弱くなっています。
その現実を超えたところに、本当のあなたの現実があります。
そうなったとき、あなたはどんな自分の現実を創りたいですか?
ピンチに陥ったときこそ「他に何ができるか」と自分の可能性を問いかけてみる
多くの人が私のところへ「変わりたい」と言ってやってきます。
多くの人たちは、これまで自分の人生を主人公ではなく、脇役として生きてきています。主人公というのは、自分の人生にコミットし、自分で選択し進んでいく人のことです。脇役というのは、周りに流され、周りのモノの見方を鵜呑みにし、自分の人生を生きていない人のことです。
あなたは目の前の制限された現実の中にだけ、答えを探し求めていますか?それとも「他に何が可能か?」と問いかけ、より大きな可能性を探しますか?
問いかけることは、ありとあらゆる可能性のドアを開きます。「問いかけ」や「選択」をしている限り、あなたは前に進み続けていくことができるでしょう。ただし、そこに「正しい」「間違い」というジャッジメントを入れてしまうと、「問いかけ」による可能性はなくなります。そうした「結論づけ」がストッパーとなって、あなたを止めてしまうのです。
お金に関しても同じです。財産を創ることに完全な自信と能力を持っていたとしたら、あなたは今日、何を選びますか?
自分を打ち負かし、自信を持って自分の可能性を探せるのはあなたしかいない
今回の新型コロナウイルスの影響でビジネスが立ち行かなくなり、大変厳しいと思われる状況にいる方もいらっしゃいます。そのときしなければいけないことは、あなたのビジネスを刺激することではありません。あなた自身を刺激することです。あなたを打ち負かせるのはあなただけです。あなたを打ち負かせる唯一の存在があなたです。
「十分なお金を稼いでいない」という人がいます。それは問いかけでしょうか?結論づけです。その人は「なぜ私は十分なお金を稼いでいないのだろう?」と自分には問いかけません。十分に稼いでいないのは、その人には「なりたがらない何か」があるからです。進んで自分がそれになろうとしなければ、どんなものも受け取ることはできないのです。
さて、私はこの自粛期間をsparkling isolation(キラキラした自粛生活)と呼んでいます。新型コロナウイルスによって、これまで行っていた企業研修や海外出張などは全てキャンセルになりました。しかし、それによって私はがっかりしたでしょうか?答えは「全然!」。仕事がキャンセルになっても、「他に何ができるだろうか?」と自分に問いかけ、新たな創造をしています。まだこれまでやったことがなかった、探ったことのなかった可能性から新しいことが次々と生まれていきます。
ぜひ、問いかけてみてください。
「お金を持つための可能性にはどんなものがあって、なぜ私はそれを選んでいないのだろうか?」
「今までとは違う何かを選ぶとしたら、それを創造するために私は何になり、何をすればいいのだろう?」
これまで長い間コラムをお読みいただき、ありがとうございました。