今週の相場動向

相場回顧 BTC:一時はBTC=100万円を突破するも、過熱感から急落

BTCは、17日に発表された業界最大手取引所BinanceとZコーポレーション、TaoTaoとの提携を好感し、買い優勢で始まると、一時はBTC=100万円(9,100ドル)を突破した。これは昨年10月末以来およそ2ヵ月半ぶりの水準である。しかし、年初から急ピッチで上昇を続けてきたこともあってか、過熱感からたちまち急落した。その後は、様子見姿勢が強まりBTC=95万円(8,600ドル)付近で安定して推移していたが、英国の携帯電話サービス大手Vodafoneのリブラ協会脱退など後ろ向きのニュースも見られ、週末にかけては軟調な推移となった。

 

来週の相場予想

中国では旧正月入り、薄商いの中で方向感に乏しい展開を予想

前回指摘のとおり、今週は過熱感から急落する場面が見られた。しかしこれは、年初からの上昇ペースを正すもので、さほど気にすべき動きではないだろう。CMEビットコイン先物の取引高が急増しているとの報道や、日欧中銀などによるCBDC発行に向けた動きも見られる中で、今の暗号資産市場には確かな追い風が吹いている。中でも、Yahooグループを取り巻く、BinanceそしてLINEに関する続報が待たれる。

一方で、来週は中国で旧正月となるため、急落以降の流れのまま薄商いになることが予想される。その中で、価格が上下することはあっても、相場が大きく動く可能性は低いだろう。

直近、上値としてBTC=100万円(9,100ドル)、下値としてBTC=90万円(8,200ドル)を意識する。

 

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