東京証券取引所などによる株式分布状況調査によると、5年前の2011年度末に26.3%だった外国人投資家の日本株の持ち株比率は、2014年度末には31.7%となり過去最高を更新しました。その後2015年度末に29.8%へと低下し3割を割り込んだ外国人投資家の日本株の持ち株比率ですが、昨年度末には30.1%へと上昇し再び3割台を回復しています。
このように2014年度に一旦ピークを付けた外国人投資家の持ち株比率ですが、こうしたなかでもこの5年の間一貫して外国人持ち株比率が上昇し続けた銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に5年連続で外国人持ち株比率が上昇し、その結果外国人持ち株比率が5年間で10ポイント以上上昇した銘柄をピックアップしてみました。例えば荏原製作所(6361)では外国人持ち株比率が5年間で17ポイント近くアップし4割近い水準とまで上昇しています。