東京証券取引所などが発表した株式分布状況調査の調査結果によると、2016年度末の外国人投資家の日本株の保有比率は30.1%となり、5年前に比べ3.8ポイント上昇しています。そこで今回はこの5年間で外国人持ち株比率が大きく上昇した銘柄を取り上げてみました。具体的にはTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に2016年度末の外国人持ち株比率が2011年度末に比べ15ポイント以上したものをピックアップしています。
そのなかでも外国人持ち株比率の上昇が目立つのが、長谷工コーポレーション(1808)とソニー(6758)でともに20ポイント以上上昇しており、ソニーは5年前に4割を切っていた外国人持ち株比率が6割に近い水準まで上昇しています。また、双日(2768)でも20ポイント近く外国人持ち株比率が上昇したほか、五洋建設(1893)やテンプホールディングス(2181)、コーセー(4922)、りそなホールディングス(8308)でも17ポイント以上上昇しています。