日本経済新聞の集計によると上場企業の2017年3月期の決算は急ピッチで進んだ円高の影響で売上高が前の期に比べ減収となったものの、2年ぶりに増益となりました。期初には3%を切る増益予想だったものが、上振れて7%余りの経常増益での着地となっています。このため四半期決算のたびに業績予想の上方修正を繰り返してきた銘柄もなかにはみられます。
そこで今回は前期に三度も上方修正をしながらその予想をさらに上回る実績を残した3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば上方修正を繰り返してきたファナック(6954)ですが、前期の営業利益の実績は第3四半期時点での会社予想をさらに1割近く上回っています。また、三菱瓦斯化学(4182)の実績は期初予想の2倍近い水準での着地となっています。