先月からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の本決算発表も終わりましたが、その決算を四半期ごとに分解してみると第1四半期から第3四半期までは3四半期連続で減益となりがら、第4四半期に増益に転じ最後になって回復の兆しがみえた銘柄もみられました。そこで今期はそうした銘柄をピックアップしてみました。
例えばローソン(2651)では第3四半期まで減益が続き、第3四半期までの累計の営業利益は前年同期比7%減となっていましたが、第4四半期に5割を超す大幅な増益に転じたことで通期の営業利益も小幅ながら増益となっています。また、同じく第3四半期まで減益が続いたスギホールディングス(7649)では第3四半期までの累計の営業利益が前年同期比10%減と二桁の減益となっていましたが、第4四半期に3割を超す増益となったことで通期の営業利益は小幅な減益に止まっています。
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最後の3ヵ月で回復の兆しがみえた2月決算銘柄はこちらからチェック
もう一つのヒント
明日の決算発表スケジュールは
安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月決算企業の本決算発表が今週から本格化しており、明日が決算発表前半戦のピークとなります。こうしたなか明日は信越化学工業(4063)や新日鉄住金(5401)、三菱電機(6503)、ソニー(6758)、ホンダ(7267)、海運大手3社などが決算を発表する予定です。