日本経済新聞によると企業業績が2年ぶりに過去最高を更新する見通しとなるなか利益の伸びに応じて株主還元を積極的に増やす姿勢が日本企業に定着してきたことで、2016年度の配当総額は11兆8000億円と2015年度に比べ7%増え過去最高となる見通しです。こうしたなか3月は上場企業の決算が最も集中することから多くの高配当利回り銘柄を探すことができます。

そこで今回は3月決算の高配当利回り銘柄のなかから、決算期末が近いこの時期でも年間配当をまるまる受け取ることのできる期末一括配当で、配当利回りが2%以上のものをピックアップしてみました。そのなかには配当利回りが3%を超えるものもあり、奥村組(1833)の配当利回りは3%台半ばとなっています。また、ソニーフィナンシャルホールディングス(8729)でも3%に近い配当利回りとなっています。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は3月28日です。