3月決算企業の第3四半期決算も先週で終わりましたが、日本経済新聞の集計によると2016年4-12月期の上場企業の経常利益は前年同期比で5%程度の減益となりましたが、4-9月期の二桁減益からは減益幅が縮小しました。そして中間時点で小幅な減益予想だった通期の見通しも小幅な増益予想となっています。

こうしたなかこの第3四半期決算で通期の営業利益を上方修正した企業も少なくありません。そしてなかには上方修正で一転して最高益更新予想となったものもあり、今回はそうした銘柄をピックアップしてみました。例えば半導体製造装置が好調なSCREENホールディングス(7735)では上方修正で10年ぶりに最高益を更新する見通しとなったほか、同じく半導体製造装置が好調な日立ハイテクノロジーズ(8036)でも減益予想が1割余りの増益予想となり最高益を更新する見込みとなっています。