連休明けの大幅下落と同時に窓をあけて取引開始
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永です。今週も窓についての解説になりますが、それにしても窓の発生の多さに驚かされます。今週も8月13日現在で新たに窓が発生してしまいました。それではいつものようにチャートを確認したいと思います。
日足チャートを見ると、8月6日に安値をつけたあと8月9日まで株価が戻しました。3連休明けの8月13日は、大幅に下落して始まると同時に窓をあけて取引が始まる結果となりました。
また、下落幅が大きかったために下向きの5日移動平均線を下回って終えていることに加え、終値ベースの水準が徐々に2月8日の安値に接近しているのがわかります。仮にこのまま5日移動平均線が上値の抵抗になって下落が続くようですと、2月8日につけた下げ止まりの目途に接近することが考えられそうです。
下げ止まりの目途で反発し今週の窓を埋めるか
そうしたなか、今週発生した窓はどの窓になるのでしょうか。
もうおわかりだと思いますが、この窓も過去の値幅の範囲内で発生していることからコモンギャップ(=普通の窓)になると思われます。
下落が続くと今年1月の窓を埋める可能性
仮にコモンギャップだとした場合に埋めることも考えられそうですが、前述のように埋めることができずに下落が続いた場合、下げ止まりの目途で止まって反発することができるかどうかが注目ポイントになると思われます。
なぜなら、この水準を終値で下回るようですと、下落が継続したり、加速したりすることが考えられるからです。そうなるとまだ埋まっていない窓、そうです。今年の1月4日と7日の間にあけた窓を埋める可能性が高まりそうです。
一方で下げ止まりの目途の水準で反発するようですと、5日移動平均線を上回ることも考えられそうですが、いずれにしても下げ止まりの目途で止まるかどうかがその後の値動きに影響を与えることになると思われますので要注目です。