東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は46円高の2万1756円と続伸しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数、マザーズ指数なども小幅に上昇しました。前日の米国市場でS&P500とナスダック総合指数が最高値を更新しましたが、昨日までの2営業日で300円近く上昇していたこともあり、日経平均は6円高の2万1715円とほぼ横ばいで寄り付きました。直後に113円高まで上げ幅を広げて1日の高値をつけた日経平均ですがその後は小幅なプラス圏でのもみ合いが続き、72円高の2万1781円で前場を終えました。後場に入っても大きな値動きのないまま推移した日経平均は、引け間際に上げ幅をやや縮めて46円高の2万1756円で取引を終えました。東証1部の売買代金は1兆8239億円でした。

東証33業種は金属製品や電気・ガス業、化学などの19業種が上昇した一方で、鉱業や医薬品、石油石炭製品などの14業種が下落しました。

2.個別銘柄等

東証1部の売買代金上位銘柄は、ほとんどが上昇しました。売買代金トップのソフトバンクグループ(9984)が1.7%上昇したほか、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、トヨタ自動車(7203)、信越化学工業(4063)、任天堂(7974)、日本電産(6594)が上昇しました。中でも、半導体製造装置のアドバンテストは24日に発表した2019年4~6月期決算で減収減益に終わったものの、第1四半期時点で経常利益が通期予想に対して50%近く進捗したことから今後の業績上振れが期待され、20%上昇してストップ高となりました。同じく24日に2019年4~6月期決算を発表した総合モーターメーカーの日本電産は、3四半期連続で減益となった一方で通期業績予想は据え置いたことなどから業績底打ち期待が高まり4.6%上昇しました。一方で、ファーストリテイリング(9983)や太陽誘電(6976)、村田製作所(6981)は下落しました。

その他材料が出たところでは、メッセージアプリやモバイル決済サービスを展開するLINE(3938)が、24日に発表した2019年1~6月期決算で最終損益が大幅な赤字となったものの、業績の底打ち期待から買われて9.9%上昇しました。一方総合建設機械メーカーの日立建機(6305)は、米建設機械大手のキャタピラー(CAT)が24日に発表した決算で、特にアジアでの建機部門の売上高が減少したことを受けて業績不安が高まり2.8%下落しました。なお、日立建機が本日引け後に発表した決算では、減収減益となったものの、通期の業績予想は据え置かれ、経常利益の通期予想に対する進捗率は27%となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は朝方に110円超上昇しましたが上値は重く小幅高となりました。本日は欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表や、ドラギECB総裁の記者会見が行われます。金融緩和の拡大が示唆されるのではとの観測もあり発表内容が注目されます。

(マネックス証券 プロダクト部)