米ドル/円 日足

週間予想レンジ:107.50~109.00

メインストラテジー:押し目買い

・利下げ幅に関する憶測で上下するのも下値限定
・6月安値を割らない限り「二番底」を形成へ
・米長期金利の反騰を背景に、米ドル/円の上昇は継続される公算

【図表1】米ドル/円(日足)
出所:筆者作成

アナリシス:

先週は保ち合いしながら弱含みの展開。先々週の反落を継承し、6月安値を試す勢いを示した。日足のサインでは、7月10日の陰線は弱気「リバーサル」のサインに近い。また7月9日の陽線を否定していたから、その後の反落をもたらし、また6月11日高値に対するブレイクが「フォールス・ブレイクアウト」、即ち「ダマシ」とのサインを点灯した。107円前半のトライはその結果だったとみる。

既述のように、4月高値を起点とした下落波は最終段階にあり、6月安値自体が年初急落時と同様、かなり「オーバーシュート」の状況だった。従って、その後の反騰や7月10日に一旦108.98円の打診は「オーバーシュート」に対する最初の反動と見なせる。

従って、ここから6月安値を割らない限り、先週安値107.20円までの押しを同反動におけるスピード調整と見なし、ここから切り返しへ復帰する公算だ。換言すれば、「オーバーシュート」が深刻だっただけに、それに対する修正も一直線に行かず、途中の押しがあっても当然の成り行きと見なせる。

もっとも、4月高値を起点とした下落波動は大型「下落ウェッジ」を形成し、1日の陽線をもって同フォーメーションの上放れを示した。先週の続落があっても、同フォーメーションに対する上放れ自体を否定できず、107円関門さえ守れば、切り返しの継続をなお有力視される。

さらに、107円関門割れさえ回避できれば、6月25日を「ヘッド」とした日足における「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」(逆三尊)というフォーメーションの形成はなお有望視される。ここからの切り返しがあれば、ドル上昇の土台と化すだろう。目先の「インサイド」のサインの点灯やこれから上放れの可能性に注意しておきたい。

7月12日の大陰線は弱気「リバーサル」のサインを点灯しただけではなく、その後「インサイド」の形成や下放れをもたらした。そのため、同日高値108.61円前後は当面のポイントとなる。同高値前後の打診があれば、地合いの好転につながる見通しだ。米利下げ観測がドル売りをもたらしたであれば、利下げ実施前後における「事実の買い戻し」を覚悟するべきか。

豪ドル/円 日足

週間予想レンジ:75.50~77.50

メインストラテジー:押し目買い

・拮抗状態続くも地合いがさらに改善された
・底打ちパターンを維持、戻り継続の公算
・豪ドル対ドルの切り返しを背景に、対円でもリバウンド継続へ

豪ドル/円 日足
出所:筆者作成

アナリシス:

先週は保ち合い、再度「星線」に近い形で大引けしたものの、より「陽線」に近かったため、地合いの一段改善を示す。

既述のように、6月最終週の大幅反騰は6月第3週の底打ちを証左した。もっとも、我々は同週の安値更新を下落の「クライマックス」と見なしただけに、同週の大幅反騰を当然視した。

この意味でも先週まで続いた保ち合いを過大解釈すべきではない。しかし、6月第2週からの3週間の足型の組み合わせは「明けの明星」のパターンを示している。同パターンの維持もあって地合いの改善が続いている以上、見方の修正は特にない。

繰り返し強調してきたように、この前の「オーバーシュート」が深刻だった。75円関門ばかりか、一時74円関門割れ自体はその深刻度を示し、足元までの切り返しでは「売られすぎ」に対する修正は不十分だ。前記の通り、週足における底打ちパターンの鮮明化に鑑み、戻りの継続を当然視する。また先週の堅調もあって、一段と有望視される。

7月3日の大陽線と同様に7月11日も再度強気「リバーサル」のサインを点灯し、途中のスピード調整の一環として地合いの堅調をさらに示唆した。同日安値75.17円を下回らない限り、地合いの悪化はなく、先週の保ち合いがあったほうがより健全な戻りが形成されるとみる。

76円台半ばは引き続き抵抗ゾーンと見なし、ブレイクの有無によって次のステップを測れるが、相場をブレイクする公算だ。メイン抵抗ゾーンは77円台半ばに集中、一気したブレイクは無理があっても、一旦トライがあれば、基調を引き続き改善していく見通し。

もっとも、7月1日の罫線は弱気「リバーサル」のサインを点灯、6月10日罫線のサインに近く、また同じく76円台前半の抵抗を証左していた。

「フォールス・ブレイクアウト」や「スパイクハイ」の意味合いは、前回(6月10日)と違って、1日罫線が「効かない」現状に鑑み、却って戻りのターゲットになりやすい。76円台前半のトライやブレイクがあれば、一段と戻りの土台を構築していく公算だ。