10月20日の安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表も先月中旬に終わりましたが、中間期末に向けて大きく円高が進むなか為替の想定レートを円高方向に見直したことなどから折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を下方修正する企業も目立ちました。しかし、その一方で通期の業績予想を上方修正する企業も少なくありませんでした。

そしてそうした銘柄のなかには、さらなる大幅な上振れが期待されているものもみられます。そこで今回は上方修正された会社予想をコンセンサス予想が1割以上上回る3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば中間決算で営業利益の見通しを740億円から760億円へと小幅に上方修正したTDK(6762)ではコンセンサス予想が会社予想の2倍以上の水準となっているほか、ホンダ(7267)では上方修正されたことで前期比で3割近い増益見通しとなった会社予想をコンセンサス予想が15%近く上回っています。