先月20日の安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表もほぼ出揃いましたが、中間期末に向けて大きく円高が進むなか為替の想定レートを円高方向に見直したことなどから折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を下方修正する企業も目立ちました。しかし、その一方で通期の業績予想を上方修正する企業も少なくありませんでした。

そしてそうした銘柄のなかには減益予想が一転して増益予想となったものもみられます。そこで今回はそうした銘柄のなかから上方修正で二桁の大幅減益が増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えば安藤ハザマ(1719)あすか製薬(4514)では14%前後の減益予想が上方修正によって4割の大幅増益となっています。また、アドバンテスト(6857)でも二桁減益予想が上方修正で二桁増益に転じています。