先月からスタートした3月期決算銘柄の第2四半期決算発表も終盤に入ってきましたが、先週に決算を発表した銘柄ではアナリストの業績予想や目標株価の見直しもある程度進んだとみられます。そこで今回は決算集計速報PART4で取り上げた11月1日から4日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、決算後に2社以上から目標株価引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで目標株価の引き上げが目立つのがインドでの好調な自動車販売を受けて通期の営業利益を上方修正し、減益予想が一転して増益予想となったスズキ(7269)で、決算後に5社が目標株価を引き上げています。また、設備投資の絞り込みやコスト削減効果により通期の営業利益を上方修正したローム(6963)でも4社が目標株価を引き上げています。