先月からスタートした3月期決算銘柄の第2四半期決算発表も中盤に入ってきましたが、一早く決算を発表した銘柄ではアナリストの業績予想や目標株価の見直しもある程度進んだとみられます。そこで今回は決算集計速報PART1で取り上げた10月20日から27日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、決算後に2社以上から目標株価引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかで目標株価の引き上げが目立つのが下期のドル円の想定レートを105円から100円と円高に修正しながら利益の通期予想を上方修正した日本電産(6594)で、決算後に10社が目標株価を引き上げています。また、同じく下期のドル円の想定レートを円高に変更しながら営業利益の通期見通しを据え置いた安川電機(6506)でも4社が目標株価を引き上げています。そのほかオリックス(8591)富士通(6702)野村ホールディングス(8604)でも4社が目標株価を引き上げています。