英ポンド/円 (137.90~146.50) 5月9日~5月15日まで

アナリシス:

皆さん、こんにちは! GWも明けて今週に入り相場は大きく下落しています。ダウ、日経平均も軒並み下落、円高基調に傾き、ドル円クロス円も軟調な動きとなっています。

理由は、米国が中国への関税を25%アップするとの発表によるものです。5日にトランプ大統領がツイッターを通じて発言したことから、週明けは大きく下に窓空けし、米ドル/円や英ポンド/円も窓埋めをしないまま下落を続けています。

5月9日には劉鶴中国副首相がワシントンで米国との協議を再開した模様ですが、どこまで合意を得られるかは推測しづらい状況と言えます。元々は昨年トランプ大統領が中国に対して行った関税制裁は段階的に下げられ、撤廃も可能性としてあり得ると数ヶ月間言われ続けていただけに、今月に入り一気に急展開となりました。

これらの影響から、中期的にダウや日経平均の下落が続くようであれば、米/ドル円は108円台まで下落する可能性が高くなります。相関して英ポンド/円も下げ相場に。140円~141円台、より下落した場合は138円台半ばまでの下落も想定できます。

他方、英国のニュースを見てみると、最長10月31日までの離脱延期が決定したことにより、英国の欧州議会選挙の参加は免れない状況となっているようです。そうした中、メイ首相は欧州議会の新会期が始まる7月2日までに下院で離脱協定の承認を得ることを目指す一方、これが実現しない可能性もあると認めています。

メイ政権の実質的なナンバー2とされる リディントン内閣府担当相は、「当選した欧州議員が実際に欧州議会に登院せずに済むのが理想」とした上で、「夏季休暇までには片を付けたい」と話していることから、英下院が夏季休暇に入る7月中旬が現実的な期限ではないかと考えているようです。

EUとの取り決めでは、離脱協定が英下院と欧州議会で批准されれば、英国は翌月1日にEUを離脱することになっており、メイ首相は8月1日のブレグジット実現を目指すことになります。

それでは、月足チャートです。

【図表1】英ポンド/円(月足)
出所:筆者作成

月足トレンドレス中段。やや下げ気味のローソク足の形状となります。月足ベースでの下げ余地は−2σ付近までと見ます。

続いて、週足チャートです。

【図表2】英ポンド/円(週足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段を下に抜けるかどうかの場面となります。このまま下落すれば、第1サポートは141円近辺。第2サポートは−2σ付近の138円前半となります。

最後に、日足チャートです。

【図表3】英ポンド/円(日足)
出所:筆者作成

短期的にはダウントレンドスタート。日足では−2σをバンドウォーク中ですので、このままバンドウォークが続くかどうかの場面です。日足のサポレジ転換の価格は143.80円~143.90円になります。

向こう1週間の重要指標です。

10日(金)
17:30 英・GDP速報値
21:30 米・消費者物価指数

15日(水)
15:00 独・GDP速報値
18:00 EUR・GDP改定値
21:30 米・小売売上高

上記の分析からエントリーポイントとしては以下のとおりです。

予想レンジ:137.90~146.50               

メインストラテジー:

買いをするなら
・141.00円~141.30円週足と日足サポートラインを目安にエントリー
・137.90円~138.20円週足トレンドレス下段逆張りを根拠にエントリー

売りをするなら
・142.80円を下にブレイクしたら短期足を使って戻り目でエントリー
1時間足MA反発が効いている状況ですので
1時間足戻り目MA反発と15分足中段保合いのコンビネーションを根拠にエントリー
(価格は未定)

一旦1時間足で中段保合い(レンジ)入りをした場合
4時間足のMA14またはミドルライン反発と1時間足中段保合いを根拠にエントリー(価格は未定)

上記状況からドル円は中長期のダウントレンドが始まっている可能性がありますので、下落を続けている状況では、ポンド円をむやみに逆張って買いポジションを取るのは気をつけましょう!