みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永です。新元号がスタートし、大型連休明けとなった東京市場のスタートは、トランプ大統領による中国への関税引き上げ表明を受け波乱の幕開けとなってしまいました。

そうしたなか、今回も窓についての続きになります。

【図表1】日経平均株価(日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※埋まった窓は青色で表示、埋まっていない窓は赤色で表示

前回は、「200日移動平均線上を維持しているものの、さらにその上の水準である61.8%戻しのところを突破できなかったことから、水準を切り上げることができないと考えられるのではないでしょうか。そのため、この水準を終値で上回って推移するかが今後の注目ポイントになります」としました。

また、「5日移動平均線を下回ると同時に反落が始まり、200日移動平均線上を維持できずに割り込んだりするようですと、25日移動平均線を下回ることが考えられ、トレンド転換に対する警戒が必要になるのではないかと思われます」とも指摘しましたが、果たして結果は…。

冒頭に書きましたように、トランプ大統領の関税引き上げ表明といった悪材料もありましたが、指摘した通り5日移動平均線を下回って始まると、そのまま5日と200日移動平均線の両方を割り込んで終える結果となっているのが分かります。

さらに、25日移動平均線に接近すると同時に4月12日と15日のあいだにあけた窓を埋めたところで下げ止まっています。

このように、高値から安値の値幅のある一定水準に到達しても、その水準を維持できずに押し返された場合、その近くにある窓を埋める水準まで株価が反落することがお分かりいただけたのではないかと思います。

相場の格言に「埋めない窓はない」といったものがありますが、株価が61.8%戻しの水準に達したところで大型連休入りとなり、その連休明けの直前でトランプ大統領の関税引き上げの表明といったことが重なってしまったとはいえ、重要な水準を超えられなかったあとの反動はとても大きくなるということをしっかり頭に入れておきたいところです。

それでは今後の動向についてはどう考えればよいのでしょうか?

仮にこのまま下落が続き25日移動平均線を下回ってしまうようですと、過去に発生した窓を埋めることも考えられ、前回指摘したトレンド転換の可能性が出てくると考えた方がよいのかもしれません。

そうならないためには、25日移動平均線を割り込んでも直ぐに回復することが必須条件になりますので、次回また確認したいと思います。