8月中旬まで続いた3月期決算銘柄の第1四半期決算発表も終了してから2カ月近くが経過しました。したがって決算後のアナリストの業績予想や投資判断、目標株価などの見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は決算後に強気(強気とやや強気の合計)評価が増えたうえ、目標株価コンセンサスも上昇した銘柄を取り上げてみました。

具体的には決算後に強気評価が2人以上増え、目標株価コンセンサスが5%以上上昇した銘柄をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象にピックアップしています。そのなかで強気評価が特に大きく増えたのが信越化学工業(4063)で、強気評価が5人も増えたうえ目標株価コンセンサスも1割以上上昇しています。また、東芝(6502)でも強気評価が3人増え、目標株価コンセンサスが2割以上アップしていますが、目標株価コンセンサスは足元の株価を下回る水準となっています。