英ポンド/円 (143.50~150.00) 4月18日~4月25日まで

アナリシス:

皆さん、こんにちは! 3月28日のEU離脱予定だった日にロンドンに取材に行ってきました。動画はこちらからです。ぜひご覧ください。

そのEU離脱交渉ですが、もはや3ヶ月後、6ヶ月後に一体どうなるのか誰も予見できない状況になってきました。EUのトゥスク大統領は、4月16日に5月下旬の欧州議会選挙で選ばれた英国の欧州議員は数ヶ月以上に渡って議会に残る可能性があるとの見解を示しました。

先般EU大統領とメイ首相との間で合意に至った6ヶ月の延長が決定されれば、5月後半に行われるEU議会選挙に英国からも出なければなりません。議員当選後の議員は10月で退任するのではなく、議会に残り役割を果たして欲しい意向をトゥスク大統領は示しています。

メイ首相は、欧州議会への参加を避けるため、早期離脱の意向を排除にしている訳でもありません。半年の延期が確定しないまま、この先の動向がかなり不透明な状況が続いています。

これを受け、ポンドは対米ドル、対円のボラティリティーが下がっており、方向感のない動きが続いています。

離脱に対する決着が不透明なだけに、この問題に絡んだネガティヴニュースが出ても、下落の動きは限定的となっています。

またポジティブなニュースもあまりありませんので、ポンド絡みの通貨は、円安や米ドルの動向にも注意することを忘れずに見ていく必要があります。

その他の、英国の経済指標についてです。

英国家統計局(ONS)は4月16日、2月(3ヶ月ベース)の失業率が3.9%になったと発表しました。1月から横ばいで、1975年2月以降で最も低い水準を維持しています。一方、就業率は1971年の統計開始以来で最も高い状況で、平均賃金は低下し、伸びは前月から減速しています。

また4月17日には3月の英消費者物価指数(CPI)の指数は107ポイントとなり、前年同月比で1.9%上昇したと発表されました。最大の押し上げ要因は運輸部門で、3.3%の上昇でした。

それでは、月足チャートです。

【図表1】英ポンド/円(月足)
出所:筆者作成

月足トレンドレス中段。3月とほぼ変わらず、このまま+2σ方向まで上昇するかどうかの場面。月足ベースでの下げ余地は−2σ付近までと見ます。

続いて、週足チャートです。

【図表2】英ポンド/円(週足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段と上段の間。148.40円近辺がレジスタンスラインとなります。まずはここまで上昇してくるのか、それとも下落するのかがポイントです。

最後に、日足チャートです。

【図表3】英ポンド/円(日足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段。上昇するなら+2σ付近が手堅く、米ドル/円がこのまま113円台を目指すのであれば、英ポンド/円も147.00円近辺をブレイクして一旦アップトレンド発生もあると想定します。

向こう1週間の重要指標です。

18日(木)
21:30 米・小売売上高

23日(火)
23:00 米・新築住宅販売件数

上記の分析からエントリーポイントは、以下のとおりです。

予想レンジ:143.50~150.00               

メインストラテジー:

買いをするなら
・145.60円~145.90円の4時間足トレンドレス下段逆張りを根拠にエントリー
・144.00円近辺の日足トレンドレス下段逆張りを根拠にエントリー
・147.00円を上にブレイクしたら短期足を使って押し目でエントリー

売りをするなら
・147.05円~147.25円の1時間足トレンドレス上段逆張りを根拠にエントリー
・148.70円~149.00円の日足トレンドレス上段逆張りを根拠にエントリー
・149.50円~150.00円の週足トレンドレス上段逆張りを根拠にエントリー