8月中旬まで続いた3月期決算銘柄の第1四半期決算発表も終了してから1カ月半が経過しました。したがって決算後のアナリストの業績予想の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象にアナリストの業績予想がどのように変化したのかを改めてチェックしてみました。そしてそのなかから営業利益のコンセンサス予想が決算後に1割以上上昇した銘柄をピックアップしてみました。

例えば決算発表前にコンセンサス予想が会社予想を下回っていたエーザイ(4523)では、決算発表後にコンセンサス予想が2割以上上昇し、会社予想を1割上回る格好となっています。また、ローム(6963)ではコンセンサス予想が上昇したことで会社予想とのかい離が一段と開き、コンセンサス予想が会社予想を4割以上上回っています。さらに通期の会社予想が上方修正された三井化学(4183)ブラザー工業(6448)では会社予想を1割近く上回る水準へとコンセンサス予想が上昇しています。