7月下旬からスタートし8月中旬まで続いた3月期決算銘柄の第1四半期決算発表は、日本経済新聞の集計では円高により製造業が苦戦したことなどでこの第1四半期の経常利益が17%減となり、第1四半期としては4年ぶりの減益になったとのことですが、こうしたなかでも上期予想を上方修正した銘柄もみられます。しかし、こうした銘柄のなかにはまだ第1四半期ということもあってか通期予想を据え置いたところもみられます。

そこで今回は上期予想を上方修正しながら通期予想を据え置いた銘柄で、通期のコンセンサス予想が会社予想を5%以上上回り、上振れが期待されている銘柄をピックアップしてみました。例えば上期の営業利益の見通しを37億円から47億円へと引き上げたエフ・シー・シー(7296)の通期の会社予想は小幅な増益見通しとなっていますが、コンセンサス予想では大幅な増益を見込んでいます。また、バンダイナムコホールディングス(7832)でも会社予想は小幅な増益ですが、コンセンサス予想は大幅増益となっています。

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