3月期決算企業の第1四半期決算も終了しましたが、日本経済新聞の集計では円高により製造業が苦戦したことなどでこの第1四半期の経常利益が17%減となり、第1四半期としては4年ぶりの減益になったとのことです。このように全体が大幅減益となるなかでも第1四半期の実績がコンセンサス予想を大きく上回り、好調なスタートを切った銘柄も少なくありません。

そこで今回はこうした好スタートを切ったことで通期の上振れが期待できそうな銘柄を取り上げてみました。具体的にはTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、第1四半期の実績がコンセンサス予想を1割以上上回ったもののなかから、通期のコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回るものをピックアップしています。例えば第1四半期実績がコンセンサス予想を3割近く上回った大林組(1802)や6割以上上回った鹿島(1812)では、通期の会社予想は大幅な減益の見通しとなっていますが、コンセンサス予想では小幅な増益を見込んでいます。

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