先週からスタートした3月期決算銘柄の第1四半期(4-6月期)決算も今週に入って本格化しています。TOPIX500採用の3月期決算銘柄に限ってみても昨日までの30社を超える企業が決算を発表しています。そこで今回は早速、昨日までの決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に集計してみました。まだ始まったばかりということもあって業績予想を修正する企業は限られていますが、それでも決算に株価が大きく反応する銘柄も多くみられます。

例えば株価が急伸したものとしては、信越化学工業(4063)アルプス電気(6770)アドバンテスト(6857)日立ハイテクノロジーズ(8036)などがあり、信越化学工業はこの第1四半期の実績が二桁の営業増益となり、今回初めて公表した通期予想も7月以降のドル円の想定レートを100円に置きながらコンセンサス予想を上回る強気の内容となったことが好感されました。一方で第1四半期決算が冴えなかったJSR(4185)富士フイルムホールディングス(4901)コメリ(8218)では株価が急落しています。

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もう一つのヒント

明日の決算発表スケジュールは

3月期決算企業の第1四半期決算が本格化しています。こうしたなか明日は決算発表がピークを迎え、大手海運やJFEホールディングス(5411)、日立(6501)、パナソニック(6752)、ソニー(6758)、みずほフィナンシャルグループ(8411)など数多くの企業が決算を発表する予定です。

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