東京証券取引所などによる2015年度株式分布状況調査によると外国人の株式保有比率は、前年度比1.9ポイント低下の29.8%と4年ぶりの低下となり30%を3年ぶりに割り込みました。日本株を5兆円売り越したことや株価下落もあって3月末時点での外国人の保有額は154兆円と28兆円近く減少しています。しかし、こうしたなかでも外国人の持ち株比率が上昇した銘柄もみられます。

そこで今回は昨年度の株価パフォーマンスが冴えなかったにも関わらず外国人が大きく買い増した銘柄を取り上げてみました。具体的には3月末の株価が昨年3月末に比べ2割以上下落した銘柄で、外国人持ち株比率が5ポイント以上アップした銘柄をピックアップしてみました。例えば東芝(6502)が持ち株を売却したトプコン(7732)では19ポイントも外国人持ち株比率が上昇したほか、大豊建設(1822)でも10ポイント近く外国人持ち株比率が上昇しています。

冴えない株価でも外国人が買い増した銘柄はこちらからチェック