【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 23675.64  △82.66 (12/18)
NASDAQ: 6783.91  △30.18 (12/18)

1.概況

米国市場は連日で大幅安となった後の自律反発の買いで反発しました。ダウ平均は176ドル高でスタートするとまもなくして334ドル高まで上げ幅を広げましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見となりやすいなかで原油価格の下落も重石となり午後に上げ幅を縮めるとマイナスとなり76ドル安まで下落しました。しかし、下げ渋ったことで引けにかけて持ち直すと結局ダウ平均は82ドル高の23,675ドルで取引を終え3日ぶりに反発となっています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も30ポイント高の6,783ポイントと4日ぶりの反発となりました。

2.経済指標等

11月の米住宅着工件数は年率換算で前月比3.2%増の125万6000戸となり市場予想を上回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち6業種が上げ、一般消費財・サービスが1%高となったほか。不動産も1%近く上昇しました。一方で5業種が下げ、エネルギーが2%を超える下落となり、生活必需品も1%以上下げています。

4.個別銘柄動向

自社株買いと増配を発表したボーイング(BA)が4%近く上げダウ平均構成銘柄で上昇率トップとなり、ダウ平均を1銘柄で80ドル余り押し上げました。また、自社株買いを発表したジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)も1%近く上げています。さらに通期の利益見通しを引き上げた外食チェーン大手のダーデン・レストランツ(DRI)が5%高となり、米住宅着工件数が市場予想を上回ったことで住宅建設のレナー(LEN)も2%を上回る上昇となりました。一方で原油価格の下落を受けてエクソンモービル(XOM)が3%近く下げダウ平均構成銘柄で下落率トップとなったほか、シェブロン(CVX)も2%以上下落しました。たばこ大手のフィリップモリス(PM)は投資判断の引き下げを嫌気して7%を超える下落となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.04%低い2.81%となりました。ドル円は112円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場が小幅な上昇に止まり買い材料になりにくいことから本日の日本市場は大幅安となった昨日の流れを引き継いで軟調なスタートが予想されます。こうしたなか本日はソフトバンクグループ(9984)の国内通信子会社のソフトバンク(9434)が東証1部に上場する予定で初値や寄り付き後の動向が注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)