このレポートのまとめ
- ジー・スケーラー(ZS)の決算は予想を上回った
- モンゴDB(MDB)の決算は予想を上回った
- オクタ(OKTA)の決算は予想を上回った
- アルタ・ビューティー(ULTA)の決算はガイダンスが悪かった
- ルルレモン・アスレチカ(LULU)の決算は良かった
- ドキュサイン(DOCU)の決算は良かった
- ブロードコム(AVGO)の決算は良かった
■ジー・スケーラー(ZS)
インターネット・セキュリティー企業のジー・スケーラー(ティッカーシンボル:ZS)の第1四半期(10月期)決算は、1株利益(EPS)が予想-5セントに対し1セント、売上高が予想5,866万ドルに対し6,330万ドル、売上高成長率は前年同期比+58.6%でした。
請求額は+56%の6,460万ドルでした。
営業キャッシュフローは1,100万ドルでした。営業キャッシュフロー・マージンは17%でした。
第2四半期の1株利益(EPS)は予想-3セントに対し新ガイダンス-2セントが、売上高は予想6,157万ドルに対し新ガイダンス6,500~6,700万ドルが提示されました。
2019年度の1株利益(EPS)は予想-12セントに対し新ガイダンス-3から-1セントが、売上高は予想2.59億ドルに対し新ガイダンス2.68~2.72億ドルが提示されました。
■モンゴDB(MDB)
オープンソースのデータベースを開発・提供するモンゴDB(ティッカーシンボル:MDB)の第3四半期(10月期)決算は、1株利益(EPS)が予想-40セントに対し-30セント、売上高が予想6,026万ドルに対し6,500万ドル、売上高成長率は前年同期比+56.6%でした。
サブスクリプション収入は前年比+59%の6,010万ドルでした。
第4四半期の1株利益(EPS)は予想-39セントに対し、新ガイダンス-39セントから-38セントが、売上高は予想6,477万ドルに対し新ガイダンス7,300~7,400万ドルが提示されました。なおこの売上高ガイダンスにはmLab買収で500万ドル売上予想が上乗せされた分を含んでいます。
■オクタ(OKTA)
クラウド管理サービス企業のオクタ(ティッカーシンボル:OKTA)の第3四半期(10月期)決算は1株利益(EPS)が予想-11セントに対し-7セント、売上高が予想9,689万ドルに対し1.056億ドル、売上高成長率は前年同期比+57.8%でした。
契約金額(ACV)10万ドル以上の大口顧客は+55%でした。新規顧客は+44%でした。
リテンション率は120%でした。
第4四半期の1株利益(EPS)は予想-11セントに対し新ガイダンス-9セントから-8セントが、売上高予想9,991万ドルに対し新ガイダンス1.07~1.08億ドルが提示されました。
■アルタ・ビューティー(ULTA)
化粧品小売チェーンのアルタ・ビューティー(ティッカーシンボル:ULTA)の第3四半期(10月期)決算は1株利益(EPS)が予想2.16ドルに対し2.18ドル、売上高が予想15.6億ドルに対し15.6億ドル、売上高成長率は前年同期比+16.2%でした。
同社は既に1株利益(EPS)がガイダンス(2.11~2.16ドル)の上限近くになること、既存店売上比較が大ダンス(+7~8%)の上限近くになることをアナウンス済です。
既存店売上比較は+7.8%でした。うち来店客数が+5.3%、チケットが+2.5%でした。
既存店売上比較を実店舗とネット通販に分解すれば、実店舗は+4.4%でした。そのうち店舗内美容院売上高は+3.5%でした。ネット通販は+42.5%の1.707億ドルでした。
グロスマージンは36.7%でした。これは前年同期と同じでした。
第4四半期の1株利益(EPS)は予想3.62ドルに対し新ガイダンス3.50~3.55ドルが、売上高は予想21.2億ドルに対し新ガイダンス20.85~21.03億ドルが提示されました。
■ルルレモン・アスレチカ(LULU)
スポーツウェアメーカーのルルレモン・アスレチカ(ティッカーシンボル:LULU)の第3四半期(10月期)決算は1株利益(EPS)が予想70セントに対し75セント、売上高が予想7.361億ドルに対し7.477億ドル、売上高成長率は前年同期比+20.8%でした。
既存店売上比較は+6%でした。ダイレクト・ツー・コンシューマー売上高は+44%でした。
グロスマージンは54.4%でした。これは前年同期比240ベーシスポイントの改善でした。
第4四半期の1株利益(EPS)は予想1.65ドルに対し新ガイダンス1.64~1.67ドルが、売上高は予想11.2億ドルに対し新ガイダンス11.15~11.25億ドルが提示されました。既存店売上比較は予想+10.9%に対し新ガイダンス「一桁台の上の方から二桁台の下の方」が提示されました。
■ドキュサイン(DOCU)
電子署名ビジネスの最大手ドキュサイン(ティッカーシンボル:DOCU)の第3四半期(10月期)決算は1株利益(EPS)が予想-2セントに対し0セント、売上高が予想1.74億ドルに対し1.784億ドル、売上高成長率は前年同期比+36.6%でした。
第4四半期の売上高は予想1.894億ドルに対し新ガイダンス1.92~1.94億ドルが提示されました。
ドキュサインは2019年1月1日から取締役会にピボタルソフトウェア(ティッカーシンボル:PVTL)のCFO、マギー・ウィルダーロッターを加えると発表しました。
また現在チーフ・ストラテジー兼マーケティング・オフィサーを務めているスコット・オルリックは、COOに就任します。
■ブロードコム(AVGO)
半導体大手のブロードコム(ティッカーシンボル:AVGO)の第4四半期(10月期)決算はEPSが予想5.58ドルに対し5.85ドル、売上高が予想54億ドルに対し54.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+12.4%でした。
2018年通年のフリー・キャッシュフローは+50%の82億ドルでした。ブロードコムは2019年の四半期配当を+51%引上げ2.65ドルとします。
2019年度の売上高は予想240.3億ドルに対し、新ガイダンス245億ドルが提示されました。営業マージンのガイダンスは51%です。