先月から始まった小売りを中心とした2月期決算企業の本決算発表も終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によると、2016年2月期は前年同期比7%増収、同10%増益となったようで、東証1部上場の2月期決算企業では全体の7割が増益を確保しました。しかし、消費が低迷するなかでこうした増益企業のなかでも四半期ごとにみると1年を通して好調さを維持した企業は20社余りに止まりました。

そこで今回は、第1四半期(2015年3-5月期)、第2四半期(2015年6-8月期)、第3四半期(2015年9-11月期)、第4四半期(2015年12-2016年2月期)の各四半期とも前年同期比で増益を確保し、年間を通して好調だった銘柄をピックアップしてみました。例えば業績が急回復をみせたカジュアル衣料のアダストリア(2685)や、好業績が続いている良品計画(7453)では各四半期とも大幅な増益となっています。

消費低迷のなかでも1年を通して好調だった小売り企業はこちらからチェック

<もう一つのヒント>

明日の決算発表スケジュールは

3月期決算銘柄の決算発表が今週から本格化しますが、明日は決算発表を行う企業が一気に増えます。取引時間中には川崎重工業(7012)やダイハツ(7262)などが、そして取引終了後にはコマツ(6301)やファナック(6954)、マツダ(7261)、任天堂(7974)などが決算を発表する予定です。

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