初心者でもわかりやすい金融用語集

APEC

APECとは、Asia-Pacific Economic Cooperation(アジア太平洋経済協力)の略で、アジア太平洋地域の経済成長、協力、貿易、投資を促進するために設立された国際的なフォーラムのことです。1989年に設立され、現在は21の加盟国・地域が参加しています。

設立:1989年

主な目的:
1. 自由貿易と投資の推進
2. 経済技術協力の強化
3. 地域の経済的な一体化の促進

主な活動:
- 貿易・投資の自由化推進
- ビジネス環境の改善
- 人材育成
- デジタル経済の促進
- 地域経済統合の推進

APECは、世界の GDP GDPGDPとは、「Gross Domestic Product」の略称で、「国内総生産」のことを指します。これは、特定の期間(通常は1年)にその国内で生産されたすべての最終財・サービスの市場価値の合計を指... の約6割、貿易量の約5割を占める重要な経済圏を形成しています。参加国・地域間の経済協力を通じて、アジア太平洋地域の経済成長と繁栄に貢献することを目指しています。またAPECは、他の国際経済組織であるWTO(世界貿易機関)や IMF IMFIMFとは、国際通貨基金(International Monetary Fund)の略称で、1944年に設立された国際機関です。この機関は、世界経済の安定と成長を促進するために、加盟国に対して金融支援... (国際通貨基金)とも連携し、グローバルな経済問題に対処するための協力体制を築いています。

投資家にとっては、APECの動向や決定事項が参加国・地域の経済政策や市場環境に影響を与える可能性があるため、注目すべき国際組織の一つです。