本日の日本経済新聞では「株、企業業績に警戒感」との記事が紹介されています。中国をはじめ新興国経済の減速や円安傾向の一服を受け、証券会社のアナリストが相次ぎ企業の業績見通しを下方修正し始めており、世界景気や為替相場などの影響を受けやすい輸出関連株や資源関連株を中心に売りが出やすいなか、アナリストが業績予想を下方修正し、それを受けて株価が下落するケースが増えていると伝えています。

そこで今週から決算発表が本格化することもあって、今回は業績の下振れリスクがありそうな銘柄を取り上げてみました。具体的には営業利益のコンセンサス予想が1カ月前に比べて5%以上低下し、その低下したコンセンサス予想が会社予想を下回るものをピックアップしてみました。なかでもここにきての原油価格の一段安を受けて昭和シェル石油(5002)東燃ゼネラル石油(5012)JXホールディングス(5020)など石油元売りに低下が目立つほか、川崎汽船(9107)でも1割近くコンセンサス予想が低下しています。 

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もう一つのヒント

明日の主な決算発表スケジュール

3月期決算企業の第3四半期決算が今週から本格化しています。明日はTOPIX500採用の3月期決算企業で30社以上が決算を発表する予定で、信越化学工業(4063)やファナック(6954)、オリエンタルランド(4661)などが決算発表を予定しています。 

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