3月期決算企業の中間決算発表も先月中旬に終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は1割強の増益と4年連続の増益となったとのことです。こうしたなか上期実績が会社計画を大きく上回って着地する銘柄もみられました。しかし、そうした銘柄のなかには通期業績予想を据え置いた銘柄も少なからずあります。そこで今回は上期の業績が大幅に上振れながら通期業績予想を据え置いた銘柄で、通期業績が大きく上振れそうなものを取り上げてみました。

具体的には上期実績が第1四半期決算期に発表した会社計画を1割以上上回りながら通期業績予想を据え置いた銘柄で、通期のコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回り業績の大幅な上振れが期待されているものをピックアップしてみました。例えば上期実績が計画の倍近い水準となった前田建設工業(1824)や、上期実績が計画を8割以上上回った高砂熱学工業(1969)では、通期のコンセンサス予想が会社予想を3割以上上回っています。

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