1.概況
本日の日経平均は23円安の2万2913円と5日ぶりに反落し11月に入ってから初めて下落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数や新興市場のマザーズ指数は上昇と日経平均以外の主要指数は上昇しました。昨日の米国市場で主要指数が高安まちまちで支援材料に乏しく、昨日400円近くの大幅高となったことの反動から日経平均は87円安と反落して寄り付きました。日経平均は9時半過ぎに下げ幅を180円近くまで広げるなど利益確定売りに押される展開となりましたが徐々に持ち直すと前場を64円安で終えました。日経平均は後場に入ってもさらに下げ幅を縮める展開となり、結局反落したものの安値から大きく下げ幅を縮めて底堅さを示しました。東証1部の売買代金は3兆3382億円と連日で3兆円を超えています。東証33業種はその他製品や海運業、電気機器など19業種が上昇しました。一方で保険業や銀行業、建設業など14業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップのソニー(6758)が2.8%高と堅調で年初来高値を更新したほか、任天堂(7974)が1.5%高、トヨタ自動車(7203)も1%高と堅調で年初来高値を更新しました。トヨタ自動車は昨日今期の業績予想の上方修正および自社株買いを発表しておりそれらが評価された格好となりました。キーエンス(6861)、日産自動車(7201)なども上昇した一方で、ソフトバンクグループ(9984)、三菱UFJ(8306)、SUBARU(7270)などは下げています。材料が出たところでは、中間決算が前年同期比3割近い増収、55%の営業増益で株式分割を発表したカメラなどの中古品を取り扱うシュッピン(3179)が一時ストップ高となるなど17%近い大幅高となりました。一方で昨日発表した第3四半期決算で7-9月期3ヶ月の業績がやや伸び悩んだライオン(4912)は9%超の大幅安となっています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
11月に入って初めて下げた日経平均ですが、安値からは160円近く下げ幅を縮めるなど底堅さを示しました。引き続きマーケットのセンチメントは良好とみられます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)