先月下旬からスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表も今月中旬には終わりとなります。こうしたなか今月に入って決算を発表した銘柄でも決算発表からある程度の日数が経過したこともあってアナリストによる業績の見直しも進んだとみられます。そこで今回は今月に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に会社予想の業績予想は据え置きだったものの、決算後にコンセンサス予想が上昇した銘柄を取り上げてみました。

そして今回はコンセンサス予想が決算発表前に比べて3%以上上昇したものをピックアップしてみました。そのなかでもコンセンサス予想の上昇率が二桁と大きいのが北越紀州製紙(3865)スズケン(9987)で、決算発表直後の株価の反応は冴えなかったものの、ともに決算発表前に比べコンセンサス予想は15%余り上昇しています。そのため北越紀州製紙の株価は回復基調にあるうえ、スズケンは堅調な株価推移となっています。また、決算発表の翌日に株価が急伸した古河電気工業(5801)はコンセンサス予想が5%上昇し、株価は一段高となっています。

会社予想据え置きでも決算後にコンセンサス予想が上昇した銘柄はこちらからチェック