サンプラザ中野だー!
またもや大臣の発言が問題になっている。前回の最後でもちょっと書いたが、現代日本では「結婚」および「出産」があまりに「人生の一大事扱い」されていないかな?もっと「ほいほい扱い」にしていたんじゃないのかな、昭和の初め辺りまでは。特に庶民は。
たぶん戦後のアメリカ化の中でアメリカ的キリスト教の考え方が広まったからだと思う。アメリカのキリスト教は離婚を基本的に認めていないようだから。結婚の失敗は許されないことだから。おまけに性行為の扱いも高くない。つまり子供が先にできちゃった、なんてことはかなりの破戒的行為。
仏教もあまり性行為を道徳的とはしていない。キリスト教も仏教もその指導者達は結婚しないし性交もしないことがある。こと「性行為感」に関してはアメリカ的キリスト教価値観が広まりやすい下地があったのだろう。
つまり「日本中の一斉アメリカ化」の影響で結婚のハードルがどんどん高くなった。それに輪をかけたのが「結婚産業」。本家の広間でそれなりに挙げていた「宴」を「宴会=パーティー」にしてしまった。これで費用が高騰しちゃった。どんどんハードルが上がって来た来た。ひょっとしてキリスト教も仏教も人口を増やすことにはあまり前向きではないのかな?と感じる。前向きなのは一夫多妻のイスラム教かな?あるいは神様がセックスしているヒンドゥー教か?
宗教や結婚観はその土地の環境から生まれるはずだ。ヒマラヤの麓のある地域では一妻多夫の習慣があるそうだ。一人の妻に数人の夫である。土地があまりにも痩せているため作物が採れない。作付けできる土地も少ない。だから子供を増やすわけにいかない。家を増やすわけにもいかない。一人の妻が妊娠をしている間、新たに妊娠はできない。つまり子供が増えにくい仕組みなのだ。その反対が一夫多妻。子供が増える仕組みだ。思うに、イスラムは過酷な土地だから子孫繁栄のため子沢山を求めたのだろう。仏教やキリスト教や儒教は比較的季候が良かったのかと思う。
もっと色々な絡みがあるのに違いない。俺の宗教知識はかくもちっぽけなのだ。申し訳ない。大臣にアドバイス。「新生児に抽選で1億円プレゼント」とか言ってみてはどうだろう?「結婚式は質素倹約で」とか言ってみるのもどうだろう?ブライダル系の株価に影響しちゃいますけどね。