サンプラザ中野だー!
マトリクスを観た。みんなサングラスをかけていた。主人公たちの住処は地下だ。だからなのか?モグラのように光に弱くなっているのだろうか?俺が言うのもなんだが、サングラスばかりで異様だった。ストーリーは相変わらずよくわからなかった。シリーズ一話目も同様にわからなかった。舞台は機械に支配される近未来。もしかしたらコンピュータの回路の中の話。全てを統治しようとするCPU対バグの闘い、であろうか?「バグ」が主人公を含む人間チーム、かと思う。
月曜の夜に大阪の梅田で見た。阪神百貨店裏のシネマコンプレックスで見た。大きなホールであった。ほぼ満席であった。公開後一週間の動員新記録を打ち立てたと聞いた。納得である。お客さんはみんなタイガースのはっぴを着ていた(嘘である)。
ストーリーはともかく、CGが凄いのであった。俺はデジタルハリウッドというCGの学校に通った事がある。CGを見る目は多少ある。そんな俺の目にも十二分に耐える、驚きのCGなのであった。
そもそもこのCGを前面に押し出したコマーシャルにみんなやられてしまうのだ。ストーリーにやられているわけではない。特に映画館で流れる予告編などは音も迫力十分でついつい引き込まれる。予断だが次は「チャーリーズ・エンジェルズ」を観なくては、と思ったよ。CGなんかただの一秒も使用していないが、予告編にやられて見に行った映画がある。それは「おばあちゃんの家」である。韓国映画である。おばあちゃんと孫の男の子の一月ほどの暮らしを描いている。以前書いた「WATARIDORI」を観に行ったときに予告編を観たのである。
この予告編が素晴らしかった。俺は泣いた。予告編で泣いたのは初めてである。鼻などすすったら恥ずかしいぞ、と思ったら横の人が鼻をすすった。何人かすすっていた。「WATARIDORI」のお客さんは高齢者が多い。そして後日観に行った「おばあちゃんの家」もやはり高齢者で満杯だった。岩波ホールで観た。平日の昼間なのに満席だった。平日の昼間だから、かもしれない。
予想通り(予定通り)俺は泣いた。いい話だった。ともかく若者向けも高齢者向けも映画は満員だったのだ。いい物を作れば売れるのだ。みんながんばるのだ。
俺は阪神の応援歌「We ラブ TIGERS!」を製作中である。乞うご期待である。