NY原油相場が堅調です。今年も6月からの調整かと思われましたが、もみ合い相場を経て早々に高値更新を試す勢いとなってきました。1/20安値(26.76ドル)から6/8高値(51.53ドル)までの上昇幅が24.77ドルと、2015年3月安値(42.43ドル)からの戻り幅23.11ドルを超えことで、底打ちに近い動きになってきているようです。6/8高値を終値で上回れば、一段高となる可能性が高いとみられます。

短期的な上値の目安としては、57.4ドルから63.3ドルあたりとみています。8/2安値(39.72ドル)からの初動の上げ幅に対するE計算値となる57.4ドル、2015年5月に形成したレンジ相場の中値59.2ドル、2015年5月高値(61.17ドル)からの調整幅23.11ドルを8/2安値からの上昇幅として当てはめた62.8ドル、6/8高値から8/2安値までの調整幅11.81ドルの倍返しの上げとみた63.3ドルなどが挙げられます。

日柄面では、1/20安値を中心とした対等日柄からみると、「175」「214」が応答する9/27、11/21頃だったりします。9/27あたりから強くなってきましたね。また、1/20安値から初動の上昇に要した「98」を先に当てはめた10/25、「98」を8/2安値からの日柄で当てはめた12/19頃が変化日として考えられます。

以上に上げた上値の目安(縦軸)と日柄予測(横軸)がぴったり合うタイミングが来たら、まずは相場の潮目が変わるという認識を強くもつべきでしょう。

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東野 幸利
株式会社DZHフィナンシャルリサーチ

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