随分と不安定な相場展開が続いています。朝、目が覚めるとダウ平均がとんでもない下げ幅になっています。なのに、NY証券取引所でクロージングベルを笑顔で鳴らしている光景に違和感があるのは、私だけでしょうか?
血圧がやや高めの私にとっては、朝のショックをもう少し和らげたいものです。せっかく、前日反発したのにこれで今日の日経平均もまた下げて下値模索、為替も円高が進んでいるし?
いや、ちょっと待てよ。ダウ平均は下げたけど、直近のザラ場安値は下回ってない。下げの要因になったとされるフランスの格下げや金融機関の経営不安騒動。そのフランスの代表的指数CAC40さえも、前日のザラ場安値は割り込んでいない。そういえば、昨晩はNY原油は上昇していました。米国債は直近買われ過ぎですよね、各市場の落ち着き処を探りながら、下値を買ってくるような気がします。
さて、ここ直近はチャートの話が続きました。値動きが大きくなっている最中なので、もう少し続けたいと思います。前回のギャップに関係することが多い「勢力線」の話です。
続落相場の下位に出た長い「下ヒゲ陽線高値引け」のことです。買い方が投げきってしまって、下げエネルギーが極まった状態。ローソク足のドテン買いシグナルです。買いシグナルと言いきるよりも、買いシグナルになりやすい、と言った方がいいでしょう。
以前、東電株の値動きの説明のときにも同じ話をいたしましたが、下ヒゲの長い陽線引け、出来高急増、日柄。この三点がマッチしたら、確度の高い安値とみていいでしょう。9日の日経平均はザラ場ベースの安値8656円まで下げ、終値は8944円。厳密にいうと、高値引けではないのですがほぼ高値引け。出来高も比較的多くなりました。今日は短い「下ヒゲ陽線高値引け」。これで下値固めとなるでしょうか。
でも、こういう時はあまりニュースを聞いて、情報を無理やり入れようとすると逆にダメですね。下ヒゲで買いシグナルと思うけど、米国でどうこう、欧州でどうこう、と考えれば考えるほど投資行動につながらない。耳をふさいでドテン買い、とした方が上手くいくケースが多いのかもしれません。
先ほど、大学を卒業して同じ証券会社に入った元同期から連絡がありました。現在は別の証券会社で勤めています。「まだ、下がりそう?」と聞かれ、「いったん戻ると思う」と返事すると、「証券マンのいうことはあてにならない・・・」といわれました。それだけの会話でした、久しぶりになのに・・・
しかし、話は変わりますが、ディズニーランドに先週土曜日いってきました。昔、東京の葛西に住んでいたこともあってか、10年ぐらい前は自転車でよく行きました。感覚なのですが、人出がかなり多かったように思います。先日の決算でOLC(4661)は4-6月期で初の営業赤字と発表しました。でも、7月は前年並みを確保したそうです。株価は震災が起きた日が高値(8320円)でまだ遥か遠いのですが、頑張って欲しいですね。