週末にお墓の掃除に行き、そのあと生家の辺りに足を伸ばしました。懐かしい。その辺りに行ったのは10年ぶりに近いと思います。なくなったお店があったり、建て直された所も一杯あるのですが、基本的な区画割りが昔から変わっていない所がほとんどで、印象としては「昔のまま」でした。私が子供の頃は畑や空き地、林などが多かったのですが、今もその区画のまま住宅地になっているので、即ち道は昔と変わっていないので、昔のイメージを思い出し、重ね映すのが容易でした。友達・知人の家や、お医者さんなども、建物は全く変わっても、場所と名前が一緒です。雑木林はほとんどなくなりましたが、昔どおりに残っている場所もあり、新鮮に匂いを伴うように、昔の記憶が蘇りました。

圧巻は小学校です。小学校は校舎と校庭と体育館と屋外プールと、そして校庭の一部のような神社で構成されているのですが、それらが全て、昔のままに存在していました。校舎は新築された部分もありましたが、私が使った校舎部分も全部残っていました。体育館もずいぶん古くなっていましたがそのまま。神社の境内は、本当に何ひとつ変わっていないようで、ぶらんこに乗ると目に入ってくる風景が、完全にタイムスリップした動画でした。校庭には昔はなかった金網が周囲に張り巡されていましたが、学校の周りの道は一切変わっていませんでした。
私が小学校を卒業したのはもう40年以上前のことですが、これほどまでに変わっていないなんて。びっくりしました。私の生家は浦和の、比較的古くからの住宅地で、恐らく40年前でも住宅地としての骨格が既に発達していたので、その後の変化が少ないのかも知れません。いずれにしても、「道」が変わらない、区画割りが変わらないことは、まちの印象・記憶を留める上で、とっても重要なことです。

小学校の周りの雰囲気、良かったな。遊んでばかりいたしなぁ。あの頃は楽しかった。なんて、今も楽しいですけど!久し振りに、いい空気を吸った気がしました。また偶に行こうっと!