日経平均が、なんと史上初の15連騰の記録を塗り替えて、16連騰となりました。♪もうどうにも止まらない♪リンダ困っちゃう!状態です。確かに日本株のヴァリュエーションを考えると、他国に比べて割安です。割安だったのには理由があり、理由があるから割安であり続けたのですが、その理由が今回の選挙でなくなったとは考えられません。しかし、今回の16連騰は選挙絡みだとしても、それと同時に日本株が、或いは日経平均が割安であり続けた理由の変化が同時進行で起きている可能性も、そして今回のラリーを契機に、海外含めた投資家の日本株のヴァリュエーションに対する見直しが入っている可能性はあり得ます。最近のスキャンダルも、「なんてこった」と云う見方が普通ですが、これによって淘汰が進み、インデックスからもパフォーマンスの悪い株の除外が促進し、マーケット全体にはプラスになっていくと云う側面もあります。日経平均3万円も夢ではない!と、今のうちは思っておくことにしました。小波はあります。行ったり来たり。でも大波は上向きですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。