渡辺謙さんの主演するニューヨークでのミュージカル「王様と私」が、アメリカ演劇界最高の栄誉と云われるトニー賞で、自身の主演男優賞は取れなかったものの、主演女優賞など4つの部門賞を受賞したとのこと。おめでとうございます。素晴らしいですね。英語を母国語としない人が英語を使い、英語で考える人・英語圏での常識を持っている観衆を前にパフォーマンスをして、そして感動を得る、更にはその劇が異国の地で一等賞を得る。その難しさ、どれだけのことを乗り越えたのか、などを考えると、それは私たちの、少なくとも私の想像力を遙かに超えていて、イメージが付きません。カッコいいな。
ユル・ブリンナーの「王様と私」とはどう違う「王様と私」なのだろう。ユル・ブリンナーが渡辺謙さんに替わり、恐らく何かが違う「王様と私」で、しかし渡辺謙さん以外が賞を取るというのは、どこにどういう素晴らしさがどんな塩梅に存在しているのだろう?興味は尽きません。劇は、パフォーマンスは、きっと素晴らしいに違いなく、かつ渡辺謙さんの成し遂げられたことや胸中を考えると、やっぱり感動的なんだろうな。見てみたいですね!