またテロが起きました。とてもとても、悲しいことです。直接被害に遭われた方々や、その周辺の方々のことを思うと言葉を失います。
こういうことが起きると、私は「リスク」というものについて、その区分や特徴に意識が向かいます。今回チュニジアで起きた事件のようなことが起きるリスクは、他のリスクとどう違うのか。このようなリスクを管理して、自分は事件を回避することは可能なのか。あまりにも情報が限られていて、そして本件に関係する基礎知識をあまりにも持ち合わせていないので、きちんと分析することも、確定的な意見を持つことも出来ない状況で、あくまでも一般的で感覚的なことしか云えませんが、それでも尚思うのは、「分からないことのリスクは大きい」ということです。
現地の事情に明るく、現地の言葉が分かったら、恐らく相対的にリスクはある程度下がり、管理もある程度しやすかったのではないか?以前に何回か書いたことがありますが、私は大きいリスクを取ることは必ずしも拒絶しませんが、分からないリスクを取ることは、リスクの大小に関わらず極力避ける傾向があります。普段の生活、移動、プライベート・ビジネス共に大小様々な判断、そして投資活動に至るまで、この傾向というかルールはとても強く維持しています。
御冥福をお祈りすると共に、リスクに対する考え方を、今一度研いで確立させたいと思います。